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2022 Sep 08
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⛵アントンのSail日記~6月編~

Sailには現在、ロシア・インドネシア・フランスの大学生インターンがアプリの翻訳や現地の大学生に向けた広報活動を手伝ってくれています。

ロシアのアントンさん(写真中央)は3月にSailでのインターンを開始し、ほとんど毎日Sailで会話をしています。「一言で良いのでSailでお話ししたことをメモして送ってください!」とお伝えしたところ、毎回とても充実した内容を送ってくれるようになり、気づけば一つの読み物のように。読んでいてとても面白く、これを社内だけに留めておくのはもったいない!という話になり、これから少しずつ発信していくことにしました。

本日は、6月のアントンSail日記をご紹介します。

6月3日

相手と初めて話しました。相手はアストラハンについてネットで検索したので、少し知っていましたが、私はもっと詳しく説明しました。私が説明していた時に相手は質問をいつもしました。私にとって、誰かが私の町に興味があって幸せです。なので、自然とか、町のあたりとか、観光地についてよく説明しました。そして、いつも通りに私も日本について聞きました。料理とか、自然についての質問でした。時間を楽しく過ごしました。

6月5日

相手は旅行の経験のある人なので、たくさんの面白いところを話してくれました。旅行した国を全部説明してくれました。残念ですが、相手はロシアへ旅行したことがまだありません。でも、ロシアに行きたがっているそうです。では、私、アストラハンの自然保護区について詳しく紹介しました。特別な魚(パイク)について話した時に相手は魚の名前が分かりませんでした。私はその名前をネットで調べて、もう一回はっきり言ったけど、相手はまだ「知りません」と答えました。そこで、写真見せました。相手は写真を見てから、全く違う魚の種類を言いました。ある瞬間に私は理由が分かりました。ネットで調べて、その魚のいる地域を見つけて、その魚はロシア、ヨーロッパ、アメリカしかいなくて、日本には全然いません。一緒にその問題がわかって、嬉しかったんです。

6月6日

この相手との会話は5回目でした。記念日ですね。同じ相手と話すと、毎回は新しい話題を決めるのが難しくなる一方ですが、その分、しゃべるスキルを伸ばすことができます。今回は話題が様々でした。例えば、夢プロジェクトと天気です。そして、今の虫について会話しました。例えば、私は虫だらけの自分の部屋について不満を言いました。相手はその虫が「蚊」だと説明してくれて有難いです。相手は網戸があるかどうか聞きましたが、私は「ありますが、穴だらけです」と言って、相手は涙が出るくらい笑い出しました。私も声を立てて笑いました。

6月10日

相手は大学の生活についてたくさん聞いてくれました。私は専攻の通訳と翻訳の授業について多く話しました。それで、相手は娘さんについて説明してくれました。娘さんは英語の通訳者で、そのお話がとても楽しくて興味深かったんです。他に、料理についても話しました。特に、ロシアのスープです。相手にも様々な料理の種類を教えていただいて楽しかったんです。私は和食についてたくさんの説明を聞いて知っていますが、毎回新しい相手から新しい説明を聞くのが嬉しいです。また、祖国の料理と外国の料理の何が違うか分かるのがいつも興味深いです。

6月13日

自己紹介の後で相手は私に町について聞いてくださいました。そして日常生活について話しました。また、日本語の勉強もよく話し合いました。話し合いながら相手は私が夢プロジェクト(日本語スピーチコンテスト)に参加したのを思い出しました。私の写真を見たんです。それで、三味線を弾けるようになると言う夢の話を始めました。他に、日本の文化の話題を一緒に深めて相手はもっと驚きました。一緒に好きなことについて話し合って幸せでした。

6月16日

相手は優しくて、会話を続けられる人で、視野の広い人でした。笑いながらたくさんの興味深いトピックについて話し合いました。はじめに日本の文化、次に雅楽について会話しました。雅楽の事を話して、楽器の話題に夢中になりました。他に、歌や曲を聞く時にどんなイメージを想像するかもよく話し合いました。そして、バレーの音楽と演奏についての意見もよく話しました。日本よりロシアの方がチケットが安いと説明して、相手はとても驚きました。ミーティングの終わりに日本語の勉強を詳しく話し合いました。例えば私の素晴らしい先生について説明しました。宿題は山ほどで厳しい先生ですが、日本語のレベルを伸ばすことができます。

6月17日

相手はロシア人と話したことがないので、色々なことについて話したがっていたようです。それで、自己紹介してから、相手が旅行の好きな人なので私の町の観光地について話そうと決めました。例えば、アストラハンは古い建物がいっぱいで、特徴があります。ロシア人において建て直されたクレムリン(城砦)は2つだけですが、その中にはアストラハンのが知られています。そして、相手は何でも質問して良いと言ったので少し珍しい質問をしました。ネットでは、日本人は明治時代くらいからひげをあまり伸ばしていないそうですが、相手はひげを伸ばしている人でした。それで相手は童顔という言葉を教えて下さいました。童顔で、10年前にひげを伸ばし始めました。現代ではひげを伸ばしやすいそうです。

6月20日

久しぶりに会話したから少し緊張していました。そして、早朝なので発音が少し難しかったです。でも、たいてい大丈夫でした。相手は私が言ったことを分かるのが一番大事だと思います。授業と試験について話し合いました。私が始めに科学技術の翻訳の授業のことを詳しく説明しました。例えば、特別なビデオの翻訳について話しました。そして、英語の学期試験についても説明しました。ミーティングの終わりに相手の娘さんが帰ってきて、一緒に少しだけ話しました。

6月22日(1)

相手と自己紹介して、私の町について聞かれたので、アストラハンの美しいところについて説明しました。町のことだけでなく、自然のことも教えました。それでアストラハン自然保護区について詳しく話しました。特に、ボルガ川のデルタとアバンデルタという地理のことも教えました。他にクラシック音楽と日本人のクラシック作曲家をよく話し合いました。また、日本に来たらどこへ行くかを話し始めて、相手にたくさんの素敵な場所を教えていただきました。

6月22日(2)

前のミーティングは2ヶ月前でしたが、相手も私も話した話題をまだ覚えていました。それで料理というポイントを話し続けました。ロシアのスープと日本のを比べました。他に、私はどうして日本のスープを「飲む」、ロシアのスープを「食べる」という動詞を使われているのかを教えました。後で、ロシアの珍しい料理と作り方を詳しく説明してみました。例えば、アスピックというゼリーのような料理についての話でした。そして、ロシアと日本の家庭料理を比べました。他にダチャということを説明してみました。少し難しかったんですが、相手が分かったみたいですね。

6月23日(1)

ポイントは気候でしたから、その会話の話題の色々なところをよく話し合いました。例えば、日本とロシアの冬、春、夏、秋を比べて、違う事と同じことを見つけました。例えば、暑さが同じなんですが、湿度は全く違います。日本において湿気は多いので夏が大変だそうです。アストラハンには湿気は少ないんですが、気温の方が多く、夏と冬の気温は差が大きいです。冬は気温が‐20度、夏は40度以上です。また、相手はそのミーティングの前にロシア語の表現を覚えて、「Здравствуйте」、「Добрый вечер」、「Досвидания」と話しました。私は日本人がロシア語で話す時にあたたかく感じています。

6月23日(2)

相手と初めて話したので、相手は少し緊張していました。しかし、相手はとても明るい人なので、雰囲気はすぐ良くなりました。日常生活と将来の計画について話し合いましたが、他の面白い話題を楽しく話しました。自然の残っている場所とその所に住んでいる鳥類、動物についてでした。もう一つの面白いところは相手がロシアに行ったことがあります。相手は懐かしい気持ちを込めて自分の気持ちを表しました。私はそれを聞くのが幸せでした。そして、相手は自分の暮らしについてたくさん話して、面白かったです。他に、和食や将来のことなどたくさんのことを話しました。最後にまた話す約束をしました。

6月24日(1)

相手と初めて話したので、少し心配していました。日常生活について話しました。そして、大学の勉強という話題も一緒に深めました。相手は英語を勉強しています。それで、言語の勉強している難しいところを話し合いました。日本語とロシア語と英語の困るところを一緒に見つけたのは楽しかったんです。そして、将来についても少し話しました。例えば、大学を卒業してからの計画です。進学と就職について、自分の計画をもっと詳しく説明しました。

6月24日(2)

二回目のお話だったのに相手は初めてのように心配していたみたいです。良い会話の話題を選びにくかったんですね。生活について少し話してから、アストラハンの地理について話し始めました。他に、日本語の文法と発音と漢字の事を詳しく話しました。そしてロシア語と日本語の同じところを見つけて嬉しかったんです。残念ですが、話している最中にお話時間が終わってしまいました。

6月27日

前回はアストラハン町とアストラハン県の自然を中心にたくさん話しましたが、あいにく、写真を全然見せませんでした。ある具体的なイメージなしで新しい情報が分かりにくいので、今回はある写真を見せると決めました。写真を見せながら、各場所について少し説明しました。一番素敵な二コリスカヤ通りとかクレムリンという古い城などの美しい景色のある所についてです。また、アストラハンの観光地はもちろん、観光客にはあまり有名でない所についても教えました。相手は旅行好きな人なので、面白かったみたいんですね。その他、相手は私が日本語で話せるガイドさんとして働けばいいと言いました。私は少し恥ずかしく感じていましたが、一緒にその話題を話し続けました。相手は面白い考えを表しました。観光客は名所のみならず普通の場所や普通の外食をしたがるそうですから、私が観光客に教えることができるそうです。その言葉のおかげで私のモチベーションが上がりました。

6月29日

2回目のお話でしたから、前回の話題を話し続けました。日本の伝統について色々なことを深く話し合いました。例えば、落語ですね。相手はその事に興味を持っているので、たくさん教えてくださいました。関西落語という特別な種類について話してくださいました。私は新しい情報をもらって嬉しかったです。また、ロシアの伝統的な踊りと日本のを比べて、どのように感じて考えるか話しました。日本のは悲しくて懐かしい感じですが、ロシアは明るいのばかりです。全く違いますが、同じところは祈りという形です。そして、ソ連の時代の習慣と文化について話し合いました。

6月30日

会話の始めに相手はまだ電車に乗っていたので、チャットを使いました。私が漢字が分かることに相手はとても驚きました。そのチャットで自己紹介して、日常生活について少し話しました。ロシアの運転免許について話しました。そして、マルシュルトカーというユニークな乗り物を教えました。最初は相手は分かりませんでしたが、詳しい説明の後で分かったみたいです。そして、アストラハン自然保護区についてたくさん話し合いました。

6月はここまで。次回は7月のSail日記をご紹介します。

▼アントンさんの過去の記事はこちら
Helteのインターンスタッフを紹介①~ロシア・アントンさん~
https://helte.jp/journal/sail-staff-01/

⛵アントンのSail日記~3月編~
https://helte.jp/journal/saildiary-anton-202203-1/

⛵アントンのSail日記~4月編~
https://helte.jp/journal/saildiary-anton-202204/

⛵アントンのSail日記~5月編~
https://helte.jp/journal/saildiary-anton-202205/

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