SailerインタビューVol.16
小さな幸せを見つける達人になりたい
酒詰さん(70代) 茨城県
旅は自分の世界を広げてくれる
幼い頃から海外に憧れがありました。日本は島国ですから自分は井の中の蛙。海の向こうには、私の想像を超えた世界があるに違いないと思っていたんです。
新しく行動を起こすときには二の足を踏むことが多い私でしたが、元来の好奇心の強さと、時を経て旅の楽しさを知ってからは、少しずつアクティブになっていきました。さらに、相手の良いところに目を向ける、そうした性分も相俟って自分の世界が広がっていったように思います。
新婚旅行でグアム島へ行ったのが、私にとって初めての海外旅行となりました。結婚後は二人の娘の子育てに追われ、海外旅行とは全く無縁の忙しい日々を送りました。けれど、心ゆくまで子供たちと一緒に過ごしたかけがえのない時間は、いま振り返っても本当に幸せだったと感じています。
本格的に海外を訪れるようになったのは、子育てが一段落した頃からです。夫が勤続25年で長い休暇をいただき、フランス、イタリア、ギリシャ、そして絶景の島々を巡るエーゲ海クルーズに行ったのがきっかけでした。この体験が素晴らしく、印象深かったので、海外への旅にすっかり魅了されてしまったのです。
以来、アラスカのオーロラ、ジンバブエのヴィクトリアの滝、アメリカのグランド・キャニオン、トルコのカッパドキアなど、年に1~2回は各国を訪れたものです。その中でも印象に残っているのはエジプトの三大ピラミッド、イタリア・ポンペイの遺跡、ペルーのマチュピチュ、カンボジアのアンコールワットなど。一生に一度は行きたい! そう思える世界の雄大な自然や名所・旧跡を堪能しました。
国によって国民性や文化、景色や風の匂いまで違いますから、どこに行っても新鮮で驚きの連続。英語は堪能ではありませんが、アイ・コンタクトやボディ・ランゲージを駆使して心の通う交流が出来たときは本当にうれしかったです。
ホームステイで現地の生活をリアルに体験
そうこうしている内に娘たちも結婚して、長女夫婦はドイツに赴任。その後、娘のお産をサポートするため、私もドイツに1ヵ月間滞在して家事を引き受けることになりました。市場で買い物したり、街歩きを楽しんだり、毎日、地元の人と触れ合いながら異国の地で暮らす楽しさを実感。気づいたら、観光旅行では得ることのできない、現地の生活を肌で感じられる滞在スタイルに、どっぷりはまっていました。
その体験がずっと心に残っていたんですね。かねてより、還暦を迎えるときには記念になることをしたいと考えていたのですが、かつてドイツに滞在した経験から、ホームステイすることを思い立ち、夫の了承のもと、ニュージーランドの首都ウェリントンでの生活を1ヵ月間満喫。
午前中は大学に通い、午後からは乗馬をしたり、海に出てカヤックを楽しんだり、ワイナリーを訪れたり、オペラを観劇したり……。そして何より、フレンドリーなホストファミリーとの日々は心に残る思い出を沢山もたらしてくれました。
かくして大層刺激を受けた初めてのホームステイは、これで終わりとはなりませんでした。しばらく経つと、もう一度あの夢のような体験をしてみたいという思いがフツフツと湧き上がってきたのです。その思いは日増しに強くなり、66歳のときにイギリスで2回目のホームステイ、その後もオーストラリアで3回目を体験。私の思いを受け入れて応援してくれた夫には、心から感謝しています。
これだけで、もう充分過ぎるほどの体験をさせてもらったと思っていましたが、私は更にもう一度、行ってみたいと(笑)。希望した行き先はカナダ。そして、この4回目となるホームステイを最後にしようと決めていたのです。
Sailは今の時代に沿った素敵なツール
カナダでの滞在に向けて準備を進めていたところ、コロナが世界中に猛威を振るう状況になってしまいました。思いもかけないことです。夢を断念していた矢先、昨年(2020年)たまたまNHK EテレでSailを紹介しているのを見ました。これがSailとの出会いです。
最初にお話したのはミャンマーの方。でも政情が不安定になって、なかなか交流できなくなり、その後、モンゴル、香港、メキシコ、ベトナム、台湾、アメリカの方々と会話させていただきました。Sailerとしての経験はまだまだ少ないのですが、会話を予約する段階から、どこの国のどんな方とお話できるかしら?と想像しながら待つ時間も含めて楽しんでいます。
驚いたのは、多くの皆さんが流暢な日本語で話されることです。勉強された期間を訊くと2年とか3年とか仰るのですが、短期間でこんなに上手に話せるようになるなんて、どれほど努力されていることかと頭が下がります。
私にとって旅とは自分の世界を広げてくれるものであり、人生そのものが旅であると考えます。そういう意味でも、日本だけに留まらず、色々な国の人たちと一緒に歩んでいければいいなと思います。
Sailを通じて、今まで知らなかった海外のことを知るのも一つの旅だと思います。自宅にいながら旅気分を味わったり、疑似体験が出来る。コロナ禍という状況下にあっても、こういう形で世界の方々とお話できる時間は何物にも代えがたいですね。
相手の方のバックグラウンドを知ったり、その国特有の文化や風習についてお聞きすることで自分の視野が広がり、それが私の喜びにもなっています。それと同時に、日本に興味を持ってくださる海外の方々のお役に立てれば幸いに思います。小さな旅ですが、その積み重ねによって自分の心の中に宝物が増えていくのを実感しています。
日本で暮らしていると当たり前のことが、ほかの国では当たり前ではない、そういうことは数多くありますよね。またコロナ禍によって、当然と思っている日常がどんなにありがたいことか気づかされることも少なくありません。
小さな幸せは日々の暮らしの中に沢山埋もれているのに、それに気づかないのはもったいない。考え方や見方を少し変えるだけで、人生がより楽しく、豊かになっていくのではないかしら。だから私は感動する心を失わず、小さな幸せを見つける達人になりたいと思っています。そんな中Sailは生活を彩る素敵な時間を与えてくれているのです。
(聞き手・ライター 松井京子)
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