Journal

2021 Mar 10
Sailer Interviews

SailerインタビューVol.9

Sailでいろんな楽しみ見つけたい

丸谷さん(70代)広島県

大嫌いだった世界史に今興味が

高校生の頃は世界史なんて大嫌いだったのに。今になって興味が湧いて勉強してるんです。きっかけはSailです。会話相手の方の国はどんなところか、やはり気になります。話す前に、その国の歴史や文化を調べているうち、いろいろなことに興味が湧いてくるんです。
海外のニュースもよく見るようになりました。新聞の国際面で、気になる記事があると切り抜いておきます。先日も「ベトナムが目標表明、2045年までに先進国入り」という記事が目にとまりました。ベトナムの方と話した時、記事を見せながら、「頑張ってくださいね」と伝えたら、とてもうれしそうでした。

Sailは昨年、NHKを見て知りました。「へ~こんなのがあるんだ」と、興味を惹かれすぐに登録しました。たまたま外国の方と触れ合う機会が身近にありましたから、すっと入っていけたように思います。
我が家は、私と姑で米と野菜作りをしながら、たばこや酒を販売する小さな店を長い間やっていました。夫は地方公務員です。その夫が10年ほど前に定年退職し、地元の大学の留学生にボランティアで日本語を教えていました。そこでインドの青年と親しくなり、家によく遊びに来ていたのです。そのうち夫が、大学の留学生を自宅に招いて英会話を教えていただくようになり、私も友人たちを誘って勉強していました。それで外国の方には親しみを感じていました。電車の中などで見かけると、こちらから近寄って話しかけたりもしていましたから、Sailを知りすぐにやってみたいと思いました。
平日の夜、週5回ほど会話しています。終わると「今日はこんな国の人とこんな会話をしたよ」と、いつも夫に話すんです。夫も「へ~刺激になるね」なんて言いながら話を聞いてくれます。
台湾の方との会話では「うちのおじいさん、おばあさんは小学校で日本語を学んだんですよ」と、言われました。日本統治時代の歴史を考えると少し複雑な気持ちでしたが、「日本のことをどう言ってますか」と聞くと、「日本人はとても規律正しくて大好き」と、話していたと言うのです。親日的とは聞いていましたが、台湾の方から直接その言葉を聞くことができて、ほっこりしてとてもあたたかな気持ちになりました。
最近気になるのはミャンマーの状況です。クーデターの少し後、Sailでミャンマーの方とつながったのです。あきらめていたのでびっくりしました。詳しくは聞けませんでしたが「夜中に警察が来る」と言っていました。クーデター前、若いご夫婦と話したこともあります。会話からすごく幸せそうな暮らしぶりが伝わってきました。あのご夫婦は今どうしているんでしょう。

インドで異文化体験

実は4年前、とても楽しい体験をしました。我が家によく遊びに来ていたインドの青年がその後帰国し、モンゴルのお嬢さんと結婚したのです。夫と二人で結婚式に招かれインドに行ってきました=写真。日本とは全く違うことの連続で、改めて外国の文化に触れる楽しさを知りました。

まず綺麗な伝統衣装の新郎新婦が、音楽隊を先頭に大音量で会場に入場します。舞台の横にはダンスブース。ネオンがキラキラ回る下で、着飾った大勢の人が楽しく踊っています。私も誘われて踊りました。お祝いに来る人たちは、時間に関係なくやってきては、用意されたご馳走を食べたり、座っておしゃべりしたり、踊ったり。それが朝から延々と続くのです。でも酒類は一切なし。だから酔っ払いはいません。
式の前日には青年の実家に招待されましたが、そこでも皆で踊りました。皆さんほんとうに楽しそうで、いい文化だなあと思いました。
私は外国の人々の暮らしや文化にとても興味があります。海外旅行もヨーロッパやアメリカ、中国など数多く行きました。その国の文化を知るには、やはりそこで暮らす人々のお話を聞くのが一番です。Sailは、わざわざ外国へ行かなくても、様々な国の皆さんから直接生の声を聞けるのですからすばらしいですね。しかも自宅にいながら。
楽しみは自分でつくるものというのが私のモットーなんです。Sailで刺激を受けながら、これからもいろんなことに興味をもって、楽しみをたくさん見つけていきたいですね。

(聞き手・ジャーナリスト橋本節夫) 

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