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2022 Jan 14
Sailer Interviews

SailerインタビューVol.26

 

シンプルにSailでの交流を楽しんでいます

藤田さん(50代) 大阪府

趣味の外国語の勉強も一層充実

生まれも育ちも大阪です。短大を卒業後、1年間ほど保育士をしていましたが、結婚後はずっと専業主婦です。

Sailを知ったのは、オプテージ(eo光)さんから、海外の若者と日本のシニアがオンラインで交流するサービスの無料体験モニター募集のお知らせをいただいたことがきっかけです。日本語で話せるならいいな、と気軽な気持ちで応募したら当選したので、すぐに登録しました。
Sailを始めてまだ3カ月くらいですが、交流は週に3~4回。ベトナム、インドネシア、香港、中国といったアジアを中心に、ニュージーランド、イタリアなど10ヵ国以上の100人を超える方たちとお話したと思います。もう何回も会話を楽しんでいる方もいます。

もともと外国語に興味があったんですね。小学生の頃から英会話を習っていましたし、中学生の頃は海外の人と話したくてアマチュア無線の免許を取得したりしました。
その後、色々なきっかけがあって中国語と韓国語の勉強も始めました。

本格的に英語の勉強を再開したのは、娘がインターナショナルスクールの高校に通うようになった頃です。スクールフェスティバルやポットラックパーティーなどに参加すると、先生が英語で何か話し、子どもたちがYeah!って楽しそうに答えているのに、自分だけ何を言っているのかわからない。先生や父兄の方たちが話しかけてくれても簡単な受け答えしかできない。それで、もっと流暢に話したり面白いことが言えたらなぁと思って又、英語の勉強を始めるようになりました。

その娘もやがて社会人となり、北京に派遣されることに。就職した当初は英語ができれば中国語が話せなくても良いという話だったのですが、お客様が英語圏の方ばかりではないし、現地の方と接する機会も多かったので、必要に迫られて中国語の勉強を始めました。その際、娘に頼まれて日本語で書かれた文法の本を、こちらで探して送ったりしているうちに一緒に勉強していこうと思い立ち、私も中国語を勉強するようになりました。

韓国語の勉強を始めたのは、娘の元同僚の韓国語通訳の方が、「お客様のほかにも韓国語で会話したいから、コリアンタウンなどに出かけて積極的にお店の方と話している」という話を聞いたことが発端です。私の周りにも韓流の影響を受けた方や韓国語を習っている方が沢山いたので、この環境を活かさないのはもったいない、そう思って韓国語を勉強する仲間に入れていただきました。

2019年4月、台湾の九份にて

日本語が上手になりたいと一生懸命な姿に感動 

そして今は、Sailを通じて世界各国の方たちと楽しく交流しています。
一般に初めて海外の人と話す時って、自分も英語で話したほうがいいのかなとか、最初に何て挨拶したらいいんだろうと緊張したり、戸惑ったりすることが多いと思うんです。でもSailでの交流はそうした緊張感が全くありません。お互いに「日本語で話したい!」という共通点があるので、初対面でも外国人と日本人という壁を感じることなく、前から知っている人のように気軽に話せます。

会話の内容は相手によって、それぞれ違います。あまり日本語が話せない人とは簡単な日本語のレッスンみたいになる場合もありますが、ある程度話せる人とは色々な会話を楽しんでいます。
たとえば、相手が若いお母さんなら「コロナ禍で、朝早い時間にオンライン授業があると、出席を取った後、娘が又ベッドに入ってしまうので困ってる」と相談を受けたり、「農薬のことなど心配なので、高額だけど出来るだけ国産の農産物を購入するようにしている。日本の方はどうですか?」など。
若い男の子だったら、日本人の女の子が可愛いので彼女が欲しいんですけど、どうしたらいいですか?とか(笑)。ホントに相手によって全然、違いますね。

プロフィールに「大阪弁話せます」と書いているので、「大阪弁のYouTube見ています」とか、「漫才が好きです」と言われたり、「同じ日本人でも関東と関西では性格や行動様式の違いを感じることがあります」など、大阪弁や関西に関することが話題になることも多いですね。
あとは「日本人は本音と建前があるから難しい」とよく言われます。建前は日本文化の特徴でもあるし、“自分と相手との考えの違いを、相手を不愉快にさせずに伝えるために使うもの”とされていますが、本当に望んでいることをそのまま言わず、遠回しの表現を使ったりするから、外国の方は困惑するのかもしれません。

日本語の勉強を始めたばかりで殆ど話せないのに「早く日本語を上達させたい、日本人と繋がりたい」という一心から、わずかな単語だけで一生懸命、会話しようと努めていた方もいました。そういう方にはとても感動しますね。私だったら少し話せたとしても、発音が下手だから恥ずかしいとか、尻込みしちゃうと思うんです。
私もまだ外国語の勉強を続けていて、「アウトプットする機会がない」と思っていましたが、それは本当に自分の勉強不足。あまり人と会話していなかったし、人と話せなくても声に出して音読するなど練習方法は色々あることに気づかされました。自分はそこまで一生懸命、勉強していなかったと反省すると同時に、上達しない理由はそういうところにあったのかもしれないと教訓にもなりました。

ベランダや室内で様々な植物を育てています

生活に潤いを与えてくれる植物たち

外国語の勉強のほか、植物を育てることも趣味の一つとして楽しんでいます。
バラなどの花々を植えたりもしていますが、なかなか手に入らないパッションフルーツを育ててみたり。あとはバジルやパセリなど、狭いスペースでも楽しめるハーブ類も育てています。花や葉が美しく爽やかな香りのハーブは、育てる楽しみはもちろん、お料理にも活用できますからね。こういうものは買ってきてもすぐに萎れてしまいますが、自分で育てれば使いたいときに使いたい量だけ収穫することができるので便利です。
それほど丹精込めて育てているわけではないけれど、植物って正直でしょう。水をあげなかったら枯れてしまうけど世話をしてあげれば成長していく、それが又、楽しいんですね。口答えもしないし(笑)。

私はSailを通してあれをやっていこうとか、これをやっていこうとか、そんなに大きなことは考えていません。ただ話すことが好きなので「今、時間があるから誰かと話そう」そんな感じで友だちと話すみたいに楽しんでいます。
「又、あなたと話したい」と言ってくださる方も多いので、それはうれしいことですし、自分も相手の方も自然体で純粋にお喋りを楽しみ、良い時間を過ごせれば、それが一番ではないかと思っています。

(聞き手・ライター 松井京子) 

 

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