Journal

2020 Dec 16
Sailer Interviews

SailerインタビューVol.3

Sailで世界が広がった

河口さん(60代)神奈川県

Sailを知ったのは、地元藤沢市のオリンピックボランティアに参加したのがきっかけです。藤沢市江の島は東京オリンピック・セーリング競技の会場なんです。ボランティア自体は、オリンピック開催延期で当面の活動がなくなってしまいましたが、オンラインで海外の若者と交流できるSailに市からお誘いがありました。 へえ~海外の若者と話せるなんて面白そうだな、と興味をもちました。私は大の新しもの好き。そういうのを見ると単純にやってみたくなるんです。 聞くとコロナで人と接触する機会が減ってしまった高齢者らに、人との交流を促すモデル事業を神奈川県がはじめ、Sailが採択されたとのことでした。実施自治体になった藤沢市からボランティア登録者にお誘いがあったのです。

流ちょうな日本語にびっくり

10月に初めて会話をしました。相手はシンガポールの男性です。事前に相手の国について調べたり、日本地図を用意したり、自己紹介を考えたり、準備を整え緊張しながら会話時間を待ちました。もし日本語が通じなかったらどうしよう、と不安でした。 しかし相手の方はコロナ前まで日本で働いていたとのことで、流ちょうな日本語にびっくり。すぐ打ち解けて互いの自己紹介で盛り上がり、あっという間に25分間が過ぎました。 香港やベトナムの方ともお話しをしました。互いの自己紹介程度で、突っ込んだ話はまだあまりしていませんが、ベトナムの方は私と同じ技術系の仕事をされていて、その話で盛り上がったりしました。 20年ぐらい前にも、仕事で海外の方とビデオ会議をやりましたが、その頃は通信会社に事前予約して特別なスタジオに行ってと、大変でした。それを考えると、自宅で簡単に海外の人と顔を見ながら話せるなんて、すごい時代になったもんです。 会話はまだ3人ですが、世界が広がった気がします。若者と話す機会なんてほとんどないので楽しみですし、海外の若者がどんなことを考えているのか、興味が湧きます。

近くの海岸から撮影した江の島

私は写真が趣味で、日本のいろんな風景を撮っているんです。 近所の海岸を散歩する時も必ずカメラ持参で、目にした面白い風景を撮っています。Sailを通して海外の若者に作品を紹介したり、日本の文化やあまり知られていない地元藤沢のことも、これからもっと紹介していきたいですね。 (聞き手・ジャーナリスト橋本節夫)

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