Journal

2022 Jul 20
Article

⛵アントンのSail日記~4月編~

Sailには現在、ロシア・インドネシア・フランスの大学生インターンがアプリの翻訳や現地の大学生に向けた広報活動を手伝ってくれています。

ロシアのアントンさんは3月にSailでのインターンを開始し、ほとんど毎日Sailで会話をしています。「一言で良いのでSailでお話ししたことをメモして送ってください!」とお伝えしたところ、毎回とても充実した内容を送ってくれるようになり、気づけば一つの読み物のように。読んでいてとても面白く、これを社内だけに留めておくのはもったいない!という話になり、これから少しずつ発信していくことにしました。

本日は、4月のアントンSail日記をご紹介します。

4月1日

前回の会話は一年前だったので、とても嬉しい感じがしました。相手も嬉しがっていました。楽しかったです。音楽について話し合いました。クラシック音楽のみならず他の事も良く話し合いました。しかし、ポイントはロシア語と日本語の違いでした。例えば、発音の違いを詳しく説明しました。問題は発音ではなくて、アクセントなのです。ロシア語の発音は日本語のと同じくらいですが、話し方は全く違います。日本語で話す時に音は口で生まれますが、ロシア語で話すと音はのどで発します。それで、ロシア人が言った「привет, меня зовут Антон」と日本人がそのように言うと、とても違います。音が生まれる所は違うので、「ち」と「し」が入っている言葉は言いにくいです。他に、ロシア語で「ち」、「し」と「じ」と言う音がありません。「shi」(щиもしくはси)、「chi」(тиもしくはчиと「dzi」(диもしくはдзи)はあっても、日本語と似ているだけで、自然な日本語ではありません。

4月12日

相手と私は短い自己紹介から始めてから家族、趣味、住まいについて(地理、特徴)話し合いました。後で、好きなテーマの事を会話し始めました。作曲家やクラシック音楽やオペラについてのお話でした。そして、日本の文化と習慣はポイントになりました。相手に新しい言葉をたくさん教えていただいて有難いです。残念ですが、相手は現在の事情について聞いてきて、少し困ってしまいました。私は「そのテーマは話しがたい」と言って、相手は雰囲気を感じて、全く違うテーマを始めました。来日したら、どこへ行きたいか何を食べたいかと言うテーマでした。

4月14日

短い自己紹介から始めて、私も相手も自分について話しました。相手は料理をするのが大好きなので、料理は会話のポイントになりました。最初に、ロシアのスープの違いを教えました。ボルシチはロシア的なスープではなくて、ウクライナ的なもので、ロシア的なのはシチーなのです。材料は違い、色も違います。私は、相手がボルシチを時々作ることに驚きました。後で、ペリメニ(餃子みたいな料理)とマンティについても話しました。ロシアは広い国なので、民族も多いです。各民族は自分の習慣を大切にしていて、調理も守っています。それで地方によって、その料理の種類が様々です。他に相手も寿司などについて少し教えてくださいました。他にトゥールスキ・プリャーニクとヴァレニエ(ジャム)についても話し、写真を見せて説明しました。

4月18日

会話は短い自己紹介から始まりました。相手は魚の輸出会社で働いていたので、魚についてたくさん知っています。普通の話だったのに、とても楽しかったんです。相手はとても優しい人で、家族、生活などのテーマを楽しくしました。たいてい生活の事話し合いましたが、日本とロシア文化についてもたくさん話しました。例えば、魚から作った料理と色々な作り方です。どうしてか分かりませんが、その相手と話していた時に、私は自信があり、前の会話より今回のほうがペラペラしゃべりました。私はそんなに話すことができるのに驚きました。

4月20日

自己紹介から始めてから、普通のテーマについて良く話しました。お話のスピードが高くても、全部分かって気持ちが良かったです。後で、相手は私が日本の近代的な文化ではなくて、伝統的な事に興味を持っているのに驚いて、そのテーマが一つ目のポイントになりました。相手は歌舞伎と落語を見に行った体験を教えてくださいました。楽しかったんです。二つ目は日本語についてでした。好きなテーマなので、質問に答えて自分の思い出を言いました。例えば、一番難しい事と理由(漢字ではなくて、文法、発音・アクセントと考え方です)相手は私の意見に賛成して、自分の思い出を詳しく説明してくださいました。残念ですが、時間を早く過ごしました。それで、相手は次の会話でもっと詳しく日本語の事を話し合いたがっています。

4月21日

その相手と色々についてペラペラしゃべりました。前回に音楽ばかりの事を話しましたが、今回は普通のテーマについて話し始めました。天気、家族、大学などです。その後で、料理はポイントになりました。相手はおせち料理の意味を教えていただいて、有難いです。私もお正月の料理について説明しました。様々なサラダとそういう作り方です。そして、特別なタイトルがあるので、直訳して、説明しました。例えば、「古いお正月」という祭りと「毛皮コートの下にある魚」(セリョートカ・バト・シューバ)というソ連時代のサラダです。そして、もちろん、日本のお正月とロシアのと比べて、お祝い方について少し話し合いました。日本のは静かですがロシアのは賑やかです。お話は良くてたまらなかったので、時間が終わったのをほとんど見つけなくて、もう一度会話する約束をしました。

4月25日

今回、音楽というテーマに深め続けました。雅楽についてたくさん話し合いました。相手に色々な楽器やその楽器の種類などを教えていただきました。他にどうやって日本のクラシック音楽と21世紀のアバンギャルド音楽は雅楽に関係するか話し合いました。音楽のみならず、大学の事も会話しました。ロシアの教育制度は日本のと比べて同じと違いも見つけました。大学の生活も話しました。例えば、グループメイト、先生達、授業の仕方などです。最後に音楽についてもう少し話し、相手はロシアとウクライナの民族楽器の名前を思い出すようにしていました。私は手伝って、ある弦の多い楽器の名前を思い出しました。楽しかったです。

4月27日

相手と長い間話せませんでした(久しぶりに話しました)。前のテーマは人形浄瑠璃でしたから、今回にそのテーマを続けました。他に、歌舞伎、落語についても少し話しました。それから、自然保護の事を話し始めました。そこでの活動とか、特徴などです。どうやって自然はロシアと日本で違うかも会話しました。私は相手の発音が聞き取れにくいので、たくさんのところが分からなかったかもしれません。しかし、楽しかったんです。

4月28日

普通の通りに短い自己紹介から始めました。最初に、日常生活について話して、コロナの場合について考えました。次に国内旅行はポイントになりました。旅のための乗り物について話しました。列車についても、飛行機と車についても。ロシアでは国内旅行は人気ではありませんから、日本のと全く違います。乗り物は飛行機ばかりです。そして、相手は温泉の事をたくさん教えてくださいました。入れ墨の場合にもどうやってすればいいか説明くださいました。

4月29日

普通通りに最初に自己紹介がありました。後で、天気と日常生活について少し話しました。相手は教師としてつとめたばかりですが、私は通訳者の大学生です。それで、興味が同じですね。それは言語です。では、これがポイントになりました。ロシア語と日本語の違いについて良く話し合いました。例えば、発音の違いとアルファベットの違うと同じ所です。そして、日本人の女性と男性の話し方と発音は違うので、そのテーマにも深めてみました。最後に、日本語の一番難しいところの事を話し始めて、時間になったので、次の会話で話してみます。

4月はここまで。次回は5月のSail日記をご紹介します。

▼アントンさんの過去の記事はこちら
Helteのインターンスタッフを紹介①~ロシア・アントンさん~
https://helte.jp/journal/sail-staff-01/

⛵アントンのSail日記~3月編~
https://helte.jp/journal/saildiary-anton-202203-1/

⛵アントンのSail日記~3月編~

Helteのインターンスタッフを紹介①~ロシア・アントンさん~

Sailのホームページはこちら
SNSはこちら
動画コンテンツのご視聴はこちら