SailerインタビューVol.21
ボランティアで自分の世界が広がった
谷口さん(70代) 神奈川県
心を動かされたボランティア元年
若い頃は写真関係の会社で工場の設備をオートメーション化する仕事に携わっており、後年はそれのメンテナンスを担当していました。60歳で定年退職してから、73歳頃までテンポラリーで仕事をしていましたが、定年以降はボランティア活動と趣味に大半の時間を費やしています。
ボランティアに興味を持ったきっかけは、1995年の阪神・淡路大震災です。被災地では震災直後の1年間で138万人、多いときで一日に2万人が活動し、被災者を支援するボランティア団体やNPOが数多く誕生。日本人のボランティア活動への意識が高まる契機ともなり、1995年は「ボランティア元年」と呼ばれるようになりました。
やがて定年を迎え、自分に出来ることがあれば何かやってみたいと、大和市社会福祉協議会ボランティアセンターを訪ね、視覚障がい者の方に本を読むボランティアを紹介していただきました。これが私にとって一番最初のボランティア体験です。
最初は本を読むだけでしたが、そのうち外出に同行してちょっとした援護を行うようになりました。そして、あることがきっかけとなり、更に親密な交流をすることに。
実は、その方はとても優秀で、音声に関する研究を行っていて「障がい者のためのコンピュータに関する国際会議」で論文を発表することになったんです。私は会議が開催されたウィーンに同行。また、その前後にサンディエゴで行われた「テクノロジーと障がい者に関する国際会議」にも同行いたしました。そんなこともあって、その方とはもう20年以上の長いお付き合いになっています。
もう少し広く社会に貢献できるようなことはないかと思い始めた頃、神奈川県にユニセフ協会が設立されました。2005年のことです。そこでは、街頭募金をはじめ、ラブウォークといって参加費をユニセフ募金とするチャリティ・ウォーキングイベントなど様々な募金活動を行っていました。
また、同協会では設立の企画として目標額を設定し、特定の分野や地域を指定して支援する「指定募金」を開始。第1回目の「人身売買からラオスの子どもたちを守る指定募金」を5年計画で実施することになりました。その中間年に現地の実態を視察するスタディ・ツアーがあり、私も参加しました。
ボランティア活動を通して海外へ行くと、普段は行かないような場所に行けたり、現地の人と触れ合えたり、それまでの旅行では得られない貴重な体験ができます。これはボランティアの大いなる魅力の一つですね。
日本一の図書館がある町、大和市
大和市の南林間に住むようになって45年くらいになります。かつては地域一帯が松林だったのですが、次第に住宅地として生まれ変わっていきました。
大和市のことをよく知らないという方がいましたら是非、紹介したいスポットが二つあります。
一つは「泉の森」という、美しい水が湧き出る引地川の源流、大和水源地一帯の樹林地です。園内には自然林や湿性植物園をはじめ、散策路、展望広場、野鳥観察デッキなどがあります。
春になると引地川沿いの両岸に桜が咲き誇る「千本桜」という桜の名所もお薦めです。
もう一つは2016年に開設された「シリウス」という複合施設です。図書館、芸術文化ホール、生涯学習センターなど様々な機能が集まっていますが、施設全体を図書館空間とみなし、誰もが居場所を見つけられるように工夫されています。
こちらは開館から3年で来館者数が1,000万人を超え、来館者数日本一の図書館としても注目されました。
この他、大和市には地域の日本語教室が中心となって立ち上げた「大和日本語支援ボランティアネットワーク」というグループがあります。所属団体は現在8つ。私はその一つ「やまびこ」に所属して、日本語学習者をサポートしています。
また、このグループを運営している「大和市国際化協会」では毎年、外国にルーツを持つ市民の日本語スピーチ大会を主催しています。10数名の出場者が、大和で暮らして思うこと、母国のことなど、思い思いのスピーチを披露するのですが、私はその審査員を務める機会を得て、ここでも貴重な体験をさせていただきました。
Sailでも沢山の新たな出会いが
コロナ禍で日本語教室が長い間、休講となり、どうしたものかと思っていた昨年5月、NHKのニュースでSailのことを知りました。これは面白そうだと思ってすぐHelteさんに連絡を取ったのがSailに参加したきっかけです。
平均すると週に3回、1年半弱の間に200回くらい会話しています。昨年まではトルコやモンゴルなどともつながっていたのですが、最近はインドネシアやミャンマーなど東南アジア系の方、あとは中国、香港といった方たちと会話することが多いですね。
コロナ禍でなかなか人との交流が出来ない中、今まで接したことがないような方と、音声だけでなく顔を見ながら話が出来る、これは素晴らしいことですよね。海外の方がアニメやインターネットで日本語を勉強し、短期間で会話が上達したり、日本のファンになったり、中には「鬼滅の刃」を知っている方もいたりして驚きです。
また、日本で仕事をしたい、介護の仕事をしたいという方も多く、これは嬉しいことですが、それだけ日本側の受け入れもしっかりしなければ、とも思います。
このように初めて出会う方から興味深い話を聞かせていただいたり、同じ方と何回も会話することもあって、楽しく充実した時間を過ごしています。
また、今年の夏は「東京2020オリンピック」江の島会場のボランティアにも参加しました。本来は観客の誘導を担当する予定でしたが、無観客になったので、選手やコーチがいるゾーンに部外者が出入りするのを制止する係を担当することに。
1週間くらいの短期間に色々な人たちとの出会いがあり、皆さんとの交流がとても楽しかったし、刺激や元気をもらうことが出来て嬉しかったですね。
趣味は水泳やテニスで、週に3回くらいジムに通って毎回1㎞くらい泳いでいます。テニスは水泳に比べてハードなので、今は月に1度くらいですね。
なんといっても一番大切なのは健康なので、特にコロナ禍以後は毎朝、ストレッチやラジオ体操で足腰を鍛えています。
こうしてみると我ながら本当に色々なことを体験していると思います。その中でSailというのは、ボランティアや趣味などとは違う刺激があるし、勉強になることも多いのでとても良いですね。
(聞き手・ライター 松井京子)
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