SailerインタビューVol.20
(写真は7~8年前、モンゴル高原にそびえ立つチンギス・ハーン騎馬像の前で)
笑いの社会貢献で、世の中を明るく
成田さん(60代) 神奈川県
誰かが喜んでくれることがうれしい
事務機器、光学機器などの製造メーカーで、60歳の定年まで技術者として勤務していました。前職の会社が既存の技術で、視覚障害者のための「点字プロッター」という福祉機器を社会貢献として開発したとき、自ら志願して企画営業をやらせていただきました。来る日も来る日も機器を担いで全国を回っていましたね。
残念ながら、退職する4~5年前にその事業を畳まなくてはいけなくなったのですが、視覚障害者の役に立っている、それを実感できる仕事に携わることが出来たので、私としては幸せな経験だったと思っています。
仕事は10年前にリタイアしましたが、20代半ばから始めた慰問落語がきっかけで、今でも様々なボランティア活動や支援を続けています。
慰問落語の活動について、もう少し詳しくお話しますと、芸名は、水酔亭珍助(すいすいてい・ちんすけ)。いかにも、いい加減そうな印象を持たれる名前かもしれませんが、芸と志は至って真剣です。
25歳の頃、演芸ボランティアサークル「横浜笑道会」に入り、南京玉すだれ、干支占い、三味線漫談など様々な芸を覚え、磨いてきました。老人ホームの慰問や自治体等が企画するイベントへの協賛出演、仲間と一緒に路上で大道芸を演じるなど、そんなことをもう45年くらい続けています。
現役で仕事をしていた頃、聴覚障害者協会の方から、「目で見て楽しめる芸をお願いします」と依頼され、南京玉すだれの芸を手話で通訳していただきながら披露したことがあります。見てくださった方たちがとても喜んでくださり、演者である私たちも格別の感動を覚え、忘れられない思い出となっています。
もともとボランティア活動が好きなんですね。ボランティアというと人それぞれ色々な考え方があり、奉仕活動のようなニュアンスが強いのですが、私の思いはそうではありません。自分のための活動、言ってみれば自己実現の場だと思っています。
もちろん、皆さんに喜んでいただきたいという思いは根底にありますが、それは後付けですね。私の芸で笑っていただき、又、それに伴う活動をコツコツ積み重ね、世の中のお役に立てれば、こんなにうれしいことはありません。
都会と自然が共存する町、厚木
厚木市に住むようになって35年になります。最近は「住みたい街ランキング」の第1位に選ばれるなど、すっかり人気のエリアになっていますが、なんだか実感が湧きません。私にとっては住み慣れた町で、空気みたいなものですから。
でも、厚木の良いところを挙げるとしたら、やっぱり一番は都会と自然のバランスが取れているところだと思います。東には相模川が流れ、西には緑豊かな丹沢山麓が広がり、中心市街地から10分~15分ほど車を走らせれば、豊かな自然を満喫することが出来ますからね。正に都会と自然が共存している町と言えるのではないでしょうか。
実は最近、厚木市のシルバー人材センターに所属しまして、そこで紹介された「古民家・岸邸」の管理をしています。岸邸は厚木市の数少ない指定有形文化財なんですが、これが実に素晴らしい建造物なんです。それで、厚木市の魅力と共に、この古民家の素晴らしさを一人でも多くの方に伝えていきたいと思い、「是非、ガイドをやらせてほしい」と申し出たんです。なんだかんだ言って、要は人前で話すことが好きなんですね(笑)。
岸邸は、かの名女優・岸恵子さんの親戚のお宅でもあり、戦時中、岸恵子さんが疎開していたこともあるようです。
竣工は明治24年頃と言われていて、明治大正時代から昭和初期にかけて様々な増改築が繰り返されました。平成10年に厚木市に寄付され、平成11年から一般公開されています。
厚木市の隣の愛川町半原に、「矢内匠家」という江戸城の修復なども手掛けた宮大工の集団があります。岸邸は矢内匠家が建てたものではないのですが、増改築を行う際には、お抱え大工として常に控えていた矢内匠家が手掛けたそうです。
当時の暮らしや、建築様式の詳細など、多くを教えてくれる古民家。この貴重な文化遺産が、より良い状態で保存され、次世代へと受け継がれていくことを願っていますし、少しでもそのお手伝いが出来ればうれしい限りです。
Sailで広がっていく世界
最初にSailに参加したのは今年の7月初旬です。厚木市の観光ボランティアを対象に、神奈川県の職員でコミニュティー活性化グループの方が、Sailの説明会を行ってくださいました。私が求めていたのはこれだ!と思って、その日のうちに登録しました。
まだ始めてから20日くらいしか経っていませんが、既に50人以上と会話しています。
私たちのような年齢になると、なかなか若い方とお話する機会がありません。ですから、色々な国の色々な年代の方と会話できるのは素晴らしいことだと思います。
最初は畏まっていたり、ちょっと距離を感じるような人も、何回かやり取りしていると、本音で話してくれるようになったりするんですね。Sailで直にお話することによって、現地の人でなければわからない生の声が聞けたり、その国の現状がわかるというのは凄いことだと思います。
リタイアすると人間関係が先細ってきたり、広がっていかない場合が多い。でもSailで交流していると、ものすごく広がっていきますから。
ネットで調べたり、ニュースを見て一様の知識を得るのとは違って、自分が本当に知りたい、生きた情報を得ることができる、これは得難い体験です。もちろん、そうしたコミュニケーションが図れるようになるには、ボキャブラリーを高める必要がありますけどね。
慰問活動も、観光ボランティアも、そしてSailでの交流も、全然違うことをやっているようですが、やはり根本にあるのは、誰かの役に立ちたいという素直な想いです。
少しでも皆さんに喜んでいただいたり、明るい気持ちになっていただくなど、お役に立てれば自分もうれしいし、正に一石二鳥だと思います。
(聞き手・ライター 松井京子)
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