4月の世界の行事・イベントを紹介!
4月といえば、日本では新生活がはじまる節目でもあり、新たな気持ちで1か月をスタートする方も多いのではないでしょうか。
フレッシュな気分で新しいことにチャレンジするのもぴったりな4月。
世界では、どのようなイベントや風習があるのでしょうか。
(この記事は、2020年3月配信のメールマガジンから一部抜粋したものです。)
- 水をかけ合うイベント続き?! -
(※画像はイメージです)
タイでは、4月13~15日頃に「ソンクラーン」と呼ばれる伝統的なお正月を迎えます。
この期間はお互いに水をかけ合う風習があり、「次の耕作期に十分な雨が降るように」との願いを込めて行われるそうです。
また、ミャンマーでも水をかけ合う新年のお祭りが。
「旧年中の悪いことを、水をかけて新い清める」という意味から、街ゆく人が10日間に渡って水をかけ合うのだそう。
- スペイン発祥の、本を送り合う日 -
4月23日には、スペイン生まれのイベント「サン・ジョルディの日」があります。
この日は大切な人にバラの花と本を贈り合う日となっていて、各地の路地や書店前に本の屋台が出されます。
本を贈るようになったのは、この日が「ドン・キホーテ」の著者であるスペインの文豪ミゲル・セルバンデスの命日であり、さらには「ハムレット」「ロミオとジュリエット」の著者シェイクスピアの誕生日であり命日でもあるため、文学に縁の深い日として風習が広まったそうです。
(当時採用していた暦が異なるため、厳密には両者の誕生日や命日は同日ではありません)
ユネスコでは、この日を「世界本の日」とし、国連の国際デーのひとつになっています。
日本でも1986年から少しずつ各地で風習を取り入れはじめ、名古屋のサン・ジョルディフェスティバルでは、街の路上に花や本の市が並ぶそうです。
- 4月の過ごし方もいろいろ -
まもなく秋を迎えるオーストラリアでは、秋の味覚が食べごろで、みずみずしい桃やぶどう、いちごなど旬の農産物のほか、焼きたてのパンやチーズなども味わえる食の祭典があり、同時期にワインフェスティバルも開かれるのだそう。
一方、オランダ、スイスなどではチューリップが見ごろに。
さまざまな種類の花がきれいに咲き、広大な自然を満喫できる公園がオープンになるのだとか。
同じ4月でも、過ごし方は地域によって本当にさまざまですね。
各地の風景に思いを馳せて、紅茶でも飲みながら想像力を膨らませる春の休日も、悪くないかもしれません。
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