Journal

2021 Feb 10
Helte's Story

Sail user Journeys Story_05


日本語能力試験目指し勉強中

Ayaさん(40代)台湾

日本語能力試験のN2レベル合格を目指して勉強しています。日本語は大学で必修科目の一つになっていて、学生時代に少し勉強しました。それが始めたきっかけです。英語と日本語を話せたらかっこいいな、という単純な憧れもあって大学卒業後、日本語の塾に通って勉強しました。

その後、就職や結婚で忙しくなり、思うように勉強できなくなってしまいましたが、通訳者になるのが私の夢です。そのために、仕事や家事の合間に今も日本語の勉強を続けています。

仕事は貿易会社に勤務しています。といっても私の担当は、直接海外とやりとりをする部署ではありません。でも将来は、日本語や英語を使って通訳などの仕事をしてみたい、というのが私の願いです。

 

Sailは日本語を勉強していた義理の姉から昨年9月に紹介され、すぐに登録しました。会話能力は語学の勉強でとても大事ですが、学校で英語や日本語を学んでもなかなか話せるようにはなりませんでした。Sailは会話のとてもよい勉強になると思ったのです。

とにかく毎日、日本語を使うことが大事だと思い、忙しくても1日1回は必ずSailで日本の方と話すようにしています。最初は会話の半分も理解できず、相手の方にご迷惑をかけてしまいました。でも皆さんとても親切に根気よく話してくださるので、ほんとうにありがたいです。まだ十分とは言えませんが、だいぶ話せるようになり、少し自信もついてきました。

会話から学ぶことも多いです。日本語と中国語は、同じ言葉でも少し意味が違ったりします。たとえば「安静」は日本語では身体を休める意味ですが、中国語では子供たちに「静かにしなさい」の意味で使ったりします。逆に、日本には「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな」という交通標語があるそうですが、実は台湾にも「酒後不開車、開車不喝酒」という同じ標語があります。面白いですね。

日本語を勉強するようになってから、日本のドラマや映画もインターネットでよく見ます。「半沢直樹」はとても面白かったです。「ドクターX~外科医・大門未知子~」は全話見ました。最近は「天国と地獄」も見ていますよ。小学生の娘と中学生の息子がいるので、「鬼滅の刃」は子供たちと一緒に見ました。娘はテーマソングも歌えるほどです。ただ一緒に日本のドラマなどを見ていると「お前のバカ」とか、覚えなくていい日本語まで覚えてしまうのでちょっと困ります(笑)。

 

日本にはこれまで6回旅行しています。最初は18年前、会社の社員旅行で北海道に行きました。その時に生まれて初めて雪を見ました。うれしくてとても興奮しました。車の上に雪が積もって、まるでお寿司みたいと思ったのを覚えています。食いしん坊ですね。木彫りの熊やかわいいお土産もたくさん買いました。

その時の印象は、街がとてもきれい、ということです。空港のトイレは清潔だし、街中を走るゴミ収集車まできれいなのには驚きました。

15年前の新婚旅行も日本でした。立山、黒部を回り石川県・和倉温泉の「加賀屋」という旅館に泊まりました。窓から海が見える素晴らしい部屋でした。サービスも行き届いていて、スタッフが空港まで見送りに来てくれたのには、ほんとうに驚きました。

実は私は高校生の頃から楽器のドラムをやっています。結婚などで今は演奏活動から遠ざかってしまいましたが、独身の頃、仲間とバンドを組んでプロを目指した時期もありました。その頃、台湾の会社のパーティーに招かれ、福岡のホテルで演奏したこともあります。その時はステージの準備をするスタッフの手際のよさに驚かされました。日本の皆さんの仕事ぶりはすばらしいですね。

バンドの仲間と。右端がAyaさん

最近は2年前に、親類家族と私の家族で静岡や山梨方面へ一緒に旅行しました。富士山の麓の芝桜が満開でとてもきれいでした。

皆さんも機会があったら、ぜひ台湾にいらしてください。私のおすすめは東部の花蓮(ホアリエン)です。海に面した景色が素晴らしく、山岳部へ足を伸ばすと景勝地の太魯閣峡谷もあります。私が住む街、鶯歌(イング-)は、陶磁器の店がたくさんあって散策するのも楽しいです。コロナが収束して早くまた旅行できるようになるといいですね。

(聞き手・ジャーナリスト橋本節夫)

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