Journal

2021 Jan 27
Helte's Story

Sail User Journeys Story_03

Sailで日本にたくさんの友だち

Lizさん(27)香港

私は子供のころから日本が大好きです。どうしてそんなに好きなのと聞かれても、好きな人ができた時、どうして好きなのと聞かれて答えられないのと同じで、うまく答えられません。相性がいいのだと思います。

Sailを通して大好きな日本に、すてきなおじいちゃんやおばあちゃんのお友だちがたくさんできました。とてもうれしいです。私はもともと、人生経験を積んだお年寄りからいろいろなお話を聞くのが大好きです。

おじいちゃん、おばあちゃんといっても皆さん年齢に関係なく、夢に向かって勉強したり、いろいろなことに取り組んだりしている方が多いです。私も負けてはいられないと、いつも刺激を受けます。

私は中国広東省の出身で、5年前に大学院進学のため香港に来ました。今は博士課程で土木を研究しています。

日本に興味をもったのは幼稚園の頃、中国でも放送されていたアニメ「美少女戦士セーラームーン」がきっかけです。登場するキャラクターや洋服、街の景色などがとてもきれいで魅力的でした。小学生の頃は「NARUTO-ナルトー」「犬夜叉」など日本のアニメに夢中で、中でも「カードキャプターさくら」は大好きでした。

それが高じて小学校卒業時の夏休みには友だちと、大人に交じって語学学校で日本語の勉強を始めました。中、高校時代は勉強が忙しくてできませんでしたが、高校卒業後大学に入学するまでの夏休みにも、語学学校で日本語の勉強をしました。

中国の大学を出て香港の大学の大学院に進み、そこで日本人留学生の親友ができました。友人はすでに日本に帰国しましたが、その友人が「こんなのがあるよ」ってSailを紹介してくれたんです。

大好きな日本の人たちと話せるなんて楽しそうだなと思いましたが、私の日本語で通じるかしら、とちょっと不安でした。それでSailを「お試し」で始めてみました。

最初に会話したのは茨城県に住むおじいちゃん。香港にも来たことがある方で、その時のお話や、茨城のおいしい食べ物、私の勉強や趣味など、とてもリラックスしてお話できました。これなら普通にお友だちになれると思いました。昨年9月のことです。早速アカウントを継続し、今はほぼ毎日、Sailで日本のおじいちゃん、おばあちゃんのお友だちとお話するのが日課になっています。

海外30か国を旅するのが夢で、もう17か国ぐらい旅したとか、博物館の学芸員目指して通信制大学で勉強していたり、フルートが得意で音楽仲間と演奏してYouTubeに動画をアップしていたり、すてきなおじいちゃん、おばあちゃんたちばかりです。中国に何度も旅して、旅のストーリーをたくさん話してくれる方もいます。

日本人の気配りに感動

私はこれまで10回ほど日本に行きました。2014年が最初で、その時は両親と大阪・京都や九州を団体旅行しました。遠くからお辞儀してくれるスタッフや、ドアのそばに立って出迎えてくれる観光バスの運転手さんなど、相手を思いやり細やかな気配りをする日本の皆さんの態度にとても感動しました。長崎の原爆資料館の本屋さんでは、店員さんから平和を象徴する千羽鶴をいただき、今も大切にしています。

2年前に北海道を一人旅した時は、札幌で朝起きたら外は銀世界。南国生まれの私はびっくりしました。

雪の中、温泉に入って、日本のアニメで見たお風呂上がりの牛乳を飲んでみました。おいしくて3本も飲んでしまいました。

将来は、できれば日本で働きたいと思っています。私の専門分野以外でも、何かできることがあるのではと、今模索中です。日本語を生かして教育や文化面の交流に役立つことができたら幸せです。日本で働く技能実習生の皆さんが、今コロナで大変な状況にあるとも聞きました。私と同じように日本が大好きで日本で働く人たちと助け合えるような活動もできたらいいな、と考えています。  

コロナが収束したら、日本の皆さんもぜひ香港にいらしてください。ビクトリア・ハーバーの夜景はとてもきれいです。ローカルの小さなレストランで食べる飲茶もおいしいですよ。

(聞き手・ジャーナリスト橋本節夫)  

Sailのホームページはこちら
SNSはこちら
動画コンテンツのご視聴はこちら