世界のお正月料理を紹介!
日本では毎年1月1日の「お正月」。
年越しそばやおせち料理、お雑煮などは、お正月シーズンの代表的な料理ですね。
お正月の過ごし方も国によって様々。
中国、台湾、ベトナム、シンガポールなどでは旧暦でお正月をお祝いするため、今年のお正月は2月1日。国によって少し違いはあるものの、この前後で4日~6日ほどお正月休みとなるようです。
海外には、どんなお正月料理があるのでしょうか。
今日は、これから話題になることも多いかもしれない「世界のお正月料理」をご紹介します!
(この記事は、2021年1月配信のメールマガジンを一部抜粋したものです。)
世界のお正月料理
中国
- 魚料理 -
中国のお正月には、縁起物のひとつとして魚料理は欠かせないのだそう。中国語で「魚」の発音が、「余」という文字と同じことから、収穫が余る=豊作と重ねて、食卓に並べることになっているのだとか。
さらに、お餅や餃子も欠かせない料理。餃子については、「おめでたい日に食べるもの」として、12月31日の大晦日~年始にも食べるそうですね。
シンガポール
- 魚生(ユーシェン)-
シンガポールでは、お正月に、魚生(ユーシェン)というサラダを食べます。
これは、サーモンなどの生魚に、大根、にんじん、レタスなどの野菜、ソースやオイルを混ぜた海鮮サラダ。
この料理、特に「食べ方」に特徴があるそうなんです。
まず、食材を一品づつ大皿にのせ、その時に縁起の良い言葉をかけます。
オイルなら「すべてが思い通りにいきますように」
ライムなら「幸運が訪れ、繁盛しますように」などなど…。
そして、全ての食材を各自のお皿にのせた後、全員で立ち上がり、各々に願い事をしながらかき混ぜる。
ひとつひとつに想い・願いを込めたサラダを食べて、なんだかとても良い1年を過ごせそうです。
ベトナム
- バインチュン -
ベトナムのお正月「テト」の代表的な料理といえば、「バインチュン」と呼ばれる伝統的なお餅料理。“ちまき”のような料理で、ゾンやバナナなどの葉に包まれています。材料はもち米・緑豆・豚肉の3種類。10時間以上、コトコト茹でて作るのだそう。
ロシア
- ペリメニ -
ロシアでは、お正月に「ペリメニ」という牛肉や羊肉のひき肉などの具を、モチモチの皮で包んだ水餃子を食べます。
これは、シベリア発祥の料理で、ロシアではファストフードとして親しまれています。
お正月に食べる際は、いくつかコイン入りのものを作り、当たった人は一年を幸せに過ごせるという楽しみ方もあるのだそう。
ロシアでは、お正月の休暇として、ユリウス暦の正月にあたる1月13日、14日まで休む人が多く、保存食として日持ちがするペリメニを、たくさん作っておく人が多いそうです。
以上、世界のさまざまなお正月料理でした!
ほかにも、ギリシャのコイン入りケーキ「ヴァシロピタ」や、スリランカの「キリバット」など、興味深い料理がたくさんありました。
これからお正月シーズンを迎える国の方とお話することもあると思うので、ぜひ話題にしてみてくださいね!
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